LLR福田がしゃべる

2009.10.10 @浅草花月

何処でも誰とでも、ただひたすらしゃべる男、LLR福田をじっくりと生態観察できる珍イベントが決定しました。多種多彩、個性豊かなゲストのなかに、福田を放置。そこにはじまるおしゃべりを楽しんでいただきます。もはやそれはトークライブを越えた、トークドキュメンタリーになるでしょう。

  • 出囃子は、福田の鼻歌。福田「最初ミスチルCROSS ROADにしようと思ったんですけど、暗すぎると思って、松任谷由実の『恋人はサンタクロース』にしました」
  • 福田「(お客さんが)浅草まで来て頂いて、遠いのにね〜。もう返金できませんよ」-福田「平和島行ってきたんですけど、死ぬほどやられちゃって。で、浅草でも行こうかと思って」
  • 一人のゲストと15分ずつトーク。飲み物が用意されている。レッドブルもある。福田「元気ない人が来るんですかね」
  • POISON GIRL BAND吉田
  • 福田がレッドブルを勧めるが、レッドブルウコンの力は又吉にとっておくことに。
  • 吉田「俺、福田と二人って苦手だからね」福田「『二人苦手、二人きつい』みたいなの言う人ってやっぱり、お子ちゃまだなーって思いますよね?」吉田「大は楽だけどさ」福田「大さん、楽ですか?」吉田「勝手にしゃべってくれるから」
  • 福田の車に乗っていて、二人になったら緊張した。発言の一つ一つを採点されている気がする。吉田「で、最後に『今日の吉田さん30点だな』みたいな」福田「俺、そんなに何も考えてないですからね」吉田「それは知ってるよ」
  • 吉田「(福田は)やっぱり、気分屋だからさ」福田「僕そんな(機嫌悪いの)出してないでしょ」吉田「出してるよ!」→誰でも、朝楽屋に入ってきた感じで機嫌の良し悪しが分かる吉田。吉田「今日の福田は絶好調だよ」福田「僕、そんな嫌なことないですからね」
  • ギャンブルをやっても普通は交通費は残しておくのに、福田や大は電車賃まで使う。吉田「新幹線のチケットも売ってさ」
  • 漫才アワードの予選は、夜中すし詰めのバスで出発して、朝の8時に大阪に到着。10時から始まるまで、狭い部屋で大勢のいい大人が体育座り。そして終わったらすぐにまたすし詰めのバスで帰る。それがイヤになった福田は、新幹線で帰ろうと思った。福田「ネタもスベりましたし」
  • 三万くらい持っていたのに、途中でスロットをやったら、最後の千円になってしまった。福田「次の日単独だったから、絶対帰らなきゃって」吉田「当たり前だよ」→福田「そしたら、最後の千円入れながら、ツツーッて(頬に冷や汗が)……」→結局その最後の千円で当たって、31500円になった。「スロット屋から出てきたら、汗ビッショビショでしたよ」
  • ”負けの向こう側”の境地。吉田「福田とかその辺の人は、すぐ向こう側見たがる」福田「(笑)言われてみると、そうですね」
  • 交通費もつぎ込むのは、歩いて帰るという戒め。福田「だからもう、関東のギャンブルじゃ何ともないですよ。大阪経験してるんで」吉田「ラスベガスでやって来ればいいじゃん」
  • ”ゼロの素晴らしさ”を説く福田。吉田「急にインド人みたいな」
  • 福田「29歳が一番ダメなんですよ。『もうすぐ30になっちゃう、どうしよー』って。でも、実際なったら意外と楽なんですよ」吉田「(まだ30に)なってないじゃん!!」
  • 福田「ゼロ円になったら、『誰にメシ食わしてもらおう、どうやって金を手に入れよう』って前向きしかない、俺には希望しかないんですよ。最後の千円突っ込むときは笑ってると思いますよ。『はいはい、来ない』って。で、最後メダルバーンッて(地面に叩き付ける)」
  • 福田「そういう前向きな自分って、……ステキだなって(笑)」吉田「なんでいいこと言って笑っちゃったんだよ」
  • 渡辺直美
  • 直美「(福田がいつもイヤミっぽいので)普通に喋れないのかなって……」福田「普通普通、これが普通なんだよ」
  • 直美は体型が福田の妹に似ているのでかわいがっている。妹は、いじめすぎて口をきいてくれなくなった。妹の見ているテレビの前に立ったり。
  • 兄と妹は仲がいい。好きな人とか言い合ったりしている。
  • 兄がいなかったときに、お母さんに妹の勉強を見てあげてと言われた福田。「おまえ今まで何してたの?勉強してたの?テーブルの前に座ってるのは勉強って言わないんだよ」とボロクソに言う。そしてお母さんに「恵悟、やめなさい。あの子は(勉強はできないけど)優しい子だから……」と止められる。
  • しかし、最近福田が実家に帰って「あのバカどこ行ったの?」と言うと、「あの子、バカじゃなかったらしいよ」と、お母さん。→四流五流の女子大出身ながら、JRの総合職(SE)。筆記テストで、東大の人でも60点のところが100点だった
  • フルーツポンチ亘は、後輩に厳しくて恐かった。髪が青かったので「青鬼」と呼ばれていた。福田「あんなリンゴみたいなほっぺしてるのに!?おれ亘にイタズラしすぎちゃった。どうしよう」
  • 直美たち後輩が亘に飲みに連れて行ってもらって、亘の飲み物がなくなったのに気づかず注文しないと、グラスをドンと強くテーブルに置いて促す。福田「じゃあ、今度俺がドンッて(グラスを)やるわ」
  • 楽屋の隅で小さくなっている直美に話しかけてくれたのは、吉田さん。そこから先輩と喋れるようになった。吉田さんはそういう後輩に絶対話しかけてあげる。
  • ピクニック
  • ポカリが似合うピクニック。
  • ピク「俺と福田って、いい距離感じゃない?仲よくもなく、悪くもなく」福田「僕その『いい距離感』っていうの、分かんないですよ。ピッタリが一番いいじゃないですか」
  • ピクニックは相方の伊藤と仲がいいので、あんまり行かないようにしている福田
  • よくお客さんに「福田さんとどっちが白いんですか?」と聞かれるピク兄
  • 意外と腕の筋肉があるピク兄。鉄棒、特に逆上がりが得意。「ずっと回ってられる」と繰り返すピクニック。
  • きれいな側転もできる。ピク「分度器みたいな」→福田がやってみると、きれいな形ではない。対するピク兄の側転は、確かに分度器みたいなきれいな半円を描いている。
  • 福田が二回目に挑戦すると、きれいにできた。ピク「なんでできちゃうの?(福田は)運動神経いいからな」
  • 鎖骨を折ったことのある福田。サッカーの試合で、ピク兄みたいな小さい人にショルダーチャージしようとしたら、その人が軽すぎて地面に叩き付けられて折れた。折れる音がきこえた。
  • ピク「それが一番大きいケガ?交通事故だったら、俺すごいの経験してるからね」福田「交通事故自慢されたの久しぶりだよ」→三歳のころ、4WDに轢かれそうになった。仰向けに寝転んで、車と地面の隙間でやり過ごそうと思ったら、服が引っ掛かって、車が通りすぎたあと全裸で出てきた。ピク「(見ていた友達が)『イリュージョンだ!』って」福田「絶対ウソ。だったら、ピク兄ワンピース着てたよ。言わないでしょ、三歳が『イリュージョンだ!』って」
  • ピク「同居人(飯能BBQ瀬山)がおまえのこと嫌いだからさ」
  • 福田「同居については僕のほうが先輩なんで」→考えてみると、トイレットペーパーを替えたことがない福田とピク兄。同居人に感謝しないといけない。
  • 増谷キートン
  • 競泳水着姿のキートン。イスの距離を縮める。福田「膝が当たってますよ」
  • R-1で優勝して引退、職人に弟子入りしたいキートン
  • 芸人をやめるきっかけ。キートン「ドラフトに引っかかるとか」
  • 2期生は一生やめないんじゃないか。食ってはいけているし楽しいし友達もたくさんいるし、と、福田。
  • 芸人をやめた設定で一日行動してみた福田。キートン「なかなか愉快なことしてるね」福田「起きて、パチンコとか行っちゃって」→芸人やめたし働かなきゃと思ってフロムエーを見たけど、年齢が全然該当しない。福田「芸人しかないのかなって」
  • サラリーマンに憧れている福田。オフィスラブがしてみたい。
  • 「男のココア」での試合が初野球だった福田。ただし、遅刻して8回から参加。
  • キートンは実家。お母さんとそっくりで、キートンをギューッと縮めた感じ
  • 味覚が鋭いキートンさん。お母さんが作ったチャーハンを食べて「塩変えた?」と気付く。「正解、岩塩」と、お母さん。福田「何してるんですか、そっくりな二人で」
  • LLRが三回戦落ちの中、M-1準決勝まで二回行っているBODY。今年はエントリーし忘れた。キートン「だから、準決勝の枠一つ空いたよ」福田「俺、BODYの枠入れるかなぁ」
  • LLR伊藤
  • 福田「ここで伊藤って、なんか冷めちゃった」伊藤「俺も、ここ?とは思ったけど(笑)。一番最初、とかね」。福田「やっぱりこのライブ、主催者が意地悪なんでねー」
  • 飲み物を勧める福田。伊藤「(即答で)俺、ポンジュースがいい」→笑う客席。伊藤「え、なんで?」→「おいしいね、ポンジュース
  • 今日、ルミネの青田買いから福田が平和島に行っていた空き時間、伊藤ちゃんは何をしていたか。→お母さんが10月近辺生まれの家族を集めておこなった誕生会に行っていた
  • 一年くらい前に結婚した兄の奥さん(あきさん)を家族と思えない福田。福田「なんか知らないうちに結婚してたし、兄貴金貸してくれなくなったし、呼んでも全然来てくれなくなった。23年間同じ部屋で寝てたのに」
  • 福田家はみんな人の話を聞かずに自分の話ばっかりするので、あきさんは全然会話に入ってこられない。お兄ちゃんが振ってあげればいいのに、照れているのか振らない。福田「(兄は)俺とは話してくれるんだけど」
  • なので、福田が振ってあげようと試みるも、「そうなんだ〜。あき、さん……は…」と、なんか変な感じになってしまう。どんな言い方・声の大きさで言えばいいかわからない。
  • 伊藤のお兄さんの奥さん。他のきょうだいはみんな「あさみちゃん」と呼ぶけど、年上だしなかなか呼べない伊藤。伊藤「『あさみ…○×△ん』って」福田「(笑)名前わかんない人呼ぶときじゃん」
  • あさみちゃんは面白い。「智ー!」とグイグイ来る感じ。福田「やだな、そういうアネゴみたいな感じ」
  • 子供がぐずったとき、あさみちゃんがあやしても泣きやまず、伊藤母があやしたら泣きやんだ。すると「さすがゴッド」と、あさみちゃん。
  • 会うと千円くれるあさみちゃん。伊藤「『智に会うときは千円あげるって決めたんだ』って」福田「めっちゃいい人じゃん。俺も会いたいな、会わしてくれよ伊藤。一日に三回くらい会いたい」
  • 福田「なんか、お前よく金もらってるよな」
  • あさみちゃんの子供は伊藤を「LLR」と呼ぶ。
  • 福田「ここで兄貴出てきたらおもしろいな、うちの兄貴とおまえの兄貴でトークとか面白いな」伊藤「ダメだよ、うちの兄貴しゃべれないもん」福田「そしたらうちの兄貴がグイグイ行ってさ」→福田より上から行く福田兄。
  • 福田「どうせ誰も飲まないから(ポンジュース)持っていって」伊藤「あ、ありがとうございまーす!」
  • 福田「さ、休憩が終わったところで」
  • ピース又吉
  • 又吉「ポンジュースをください」福田「あー!!ちょっと、大事な人に渡しちゃって……」
  • 又吉「いつ乾杯すんの?」→コップを持って待っていた又吉。
  • 又吉を好きな福田。福田「俺が100で行ってるのに、又吉さんは30みたいな。俺の70どこ行っちゃうの?みたいな」
  • 福田「僕さびしがり屋なんですよ」
  • 誰かと遊ぼうと思って渋谷のTSUTAYA前をウロウロしていた福田を、上のスタバの窓から見ていた又吉。又吉「『あのカラーパンツは福田や』って」
  • 後輩が新宿で飲んでいるというのでそこに行こうかなと思った福田がタクシーに乗ったら、又吉からメールが届く。福田の姿が見えている状態で電話して、もし福田が携帯をチラッと見て出ないのを目撃してしまったらショックなので、姿が見えなくなってからメールした。又吉「俺にもお前にも言い訳を作ったわけよ。そのタイムラグが、おまえをタクシーに乗せてしまったな」→結局そのあとタクシーを降りて、二人で遊んだ。
  • 福田「じゃあ、明日から三日連続で遊びましょう」
  • 二人は「石としては一緒」と、福田。福田「(又吉は)性格は、僕よりひねくれてると思うし。でも僕は憎たらしくなっちゃったんですよ、中も外も。又吉さんは、かわいらしい部分もある」
  • 又吉「なかなかの文句やな」→でも、福田に悪口(文句)を言われ過ぎて慣れた又吉
  • 福田が初めて又吉を見たのは、伊藤と行ったルミネで線香花火がネタをやっている姿。福田「(若手は、公演を)手伝ったら見せてあげますよっていうシステムだけど、そんなのいいって、金払って。ちょうど四千円くらい持ってたんで。二人ともバイトバリバリやってたんで。席座れるし」
  • 一組終わるごとに感想を言い合っていた。当時一番若手の線香花火のネタが終わったときの伊藤の感想は、「よく分かんないけど、華あるな」。又吉「相方が男前やったからな」
  • 又吉も男前なのに、ビジュアル面でどこを目指しているのか分からない、と福田。又吉「その答えそのものがあんねんけど。愛していると言ってくれのときの、トヨエツ」→「この人もそうちゃうか?」と思ったら案の定そうだったのは、カリカ家城さん。
  • 福田「ドライブ行きましょう、僕が車で連れて行くんで。どこ行きたいですか?」又吉「おまえ運転ヘタやからなぁ」福田「ヘタじゃないですよ」又吉「じゃあ、海」福田「(笑)来るね〜。大丈夫ですか?潮風とかに当たって」
  • 福田「又吉さんも僕に一つ要望言っていいですよ」→又吉の要望は、「伊藤ちゃんを痩せさせてほしい」。伊藤は男前なので、痩せてもっと「男前やなあ」って言いたい。福田「じゃあ、伊藤の体重とか(記録)つけます」
  • ウコンの力を持って帰る又吉。福田「結局俺に要望言ってくんなかった」
  • あべこうじ
  • あべ「ウコンの力をください。あ、なければ全然。ポンジュースください」
  • お酒の話。福田「僕とあべさん、飲み方が違うと思いますよ」あべ「嘘でしょ?(飲み物を)こうやって口に持って行って……」→簡単に言うと福田は居酒屋、あべちゃんはバーで飲んでいる感じ。
  • 福田「うぜーーー」
  • 伊藤のヘタな歌がいいと言うあべ。福田「めっちゃヘタじゃないですか?しかも声量がすごい、ふだん舞台とかで別に大きくないのに」あべ「普段はモゴモゴしてるのに」福田「ずっとサビみたい」あべ「優しく歌いたいとこも、全力で」
  • あべは昔はシャンメリーで酔うほど酒に弱かったけど、R-1で勝つために苦手なものを克服しようと思って毎日生ビールを一本飲んでいたら強くなった。
  • あべちゃんが経営している五反田のバー。SEX AND THE CITYに出てくるカクテル(コスモポリタン)も作る。福田「そのセックスオンザシティの……」あべ「オン!?街の上にセックスがあんの?」福田「ああ、すいません。イギリス英語だから」
  • 洋酒が好きな福田。福田「でも、おいしいお酒ってあんまりないですよね。(飲んでる)仲間と環境には文句言いません」
  • キャバクラ大好きなえんにちアイパーと自衛隊キャバクラ(朝キャバ)に行ったあべ。
  • エンディング
  • 福田「次あるとしたら、この半分の人が呼ばれるということで」吉田「やっぱり福田採点してたんじゃん」
  • 福田「吉田さん不合格!伊藤合格!又吉さん保留!」伊藤「やったー」福田「直美合格!キートンさん合格!ピク兄合格!あべさん保留!」吉田「なんで俺だけ不合格なの?」
  • 又吉のイベント「名言を浴びる会」の告知。福田「僕も行っていいですか?」又吉「保留です」福田「まさかの保留返し」