お笑い記者会見ショウ90分
2010.8.14(浅草花月)
MC:カリカ家城
ゲスト:グランジ
記者は以下のメンバー。
「週刊トリオの歴史」LLR福田(創刊号は大のキャップが付いて3千円)
「Big issue」POISON GIRL BAND吉田(家城「未来の大が売ってる雑誌ですね」)
「ロイター通信」ザ・パンチ ノーパンチ松尾
「月刊ナースコール」ロシアンモンキー中須
「Up to boy」ポテト少年団 菊地
「小悪魔ageha」パンサー向井
「お笑いポポロ」ブロードキャスト房野
「旧約聖書」スリムクラブ真栄田(房野「あれもう完成してるだろ」)
- 松尾「(家城の格好に)留学生の方ですか?」→日本の文化に溶け込むツールとしてお笑いを選んだ。福田「難しいツール選びましたね」
- 前回エリヤンがゲストだったときは、解散寸前までいった。橘がピンネタでオーディションに行っているということまで明らかになり、MCの林が「この少ない客数に対して出していい情報じゃない」と怒り出すほど。
- このライブはあまりお客さんが入らず、いつも2〜30人だが、今回は一番多い。みんなグランジの解散をこの目で見ようと集まったお客さん。貴族の遊び。
- 家城「でもね、残念ながらKOC三回戦も通ってるんですよ。『これから三人で頑張って行こう』みたいな錯覚に陥ってるんですよ」遠山「ずっと三人でやっていくんだよ!」
- 家城「解散させるぞー!」記者たち「オー!!」
- ふてぶてしい大。ミュージシャンのような態度。→家城「最近吉田が、本当に暗い顔して『大にバンド誘われてる』って」→ボーカル橘、ギター吉田(リーダー)、ベース真栄田、キーボード福田、ドラム大。バンド名は、アニマルズ。
- いつまでそのキャラで行くのか?→大「行けるとこまで行ってみます」
- 家城「ここ半年のひどすぎる大」
- KOC二回戦に泥酔状態で来た。大「でもそれは自分のペースもあるし」
- グランジの歴史
- 遠山がコンビを解散したあと、元相方から紹介されたのが大。遠山「(大平カンフーから)『やってみいひんか』って言われて」家城「どこの人なんですか?」
- 当時ピンだった綾部と組む話もあった大。
- 遠山・大のコンビで数年やったのち五明が加入して、トリオとしてのグランジを結成。その結成日が即座に出てくる遠山。気持ちが悪い。そういう遠山の気持ち悪いところをラジオの現場で目の当たりにしてきている家城。
- 松尾:遠山さんのラジオのレギュラーが決まったとき、相方のお二人はどう思いましたか?
- 五明は、本当に「良かったな」と思った。ただ、実際、トリオの内の一人の夜8時からのスケジュールをほぼ毎日取られる(その時間帯の仕事が減る)ことがこんなに恐ろしいとは思わなかった。それはきつい。
- 大も、まずは嬉しい。グランジという名前が世に出て行くのは喜ばしい。ただ、とにかく寂しいという気持ちが強い。
- 今オーディションを受けていて、もしかしたら選ばれるかもしれないということは二人に予め話してあった。→大「裏でちょこちょこ動いてるのは知ってましたよ」一同「(笑)」家城「正当なオーディションを踏んで選ばれたと聞いてますが」
- 実際に選ばれた瞬間、親よりも先にまず大・五明、そして関町に連絡。ただ、当時大の携帯が止まっていたので、結果的には五明・関町・大の順になった。
- 吉田「それは、遠山はどういう感じで言ったの?勝ち誇った感じで言ったの?」遠山「僕そういうの過敏なんですよ。(言われる側が)自分だったらって考えたら、何だこいつって思うから(気を付けて言った)」→しかし、実際五明は、「鼻息が荒い」と感じていた。
- 福田:遠山さんはそのラジオが決まったことを、(大と五明の)どっちのほうが言いづらいな……と思いましたか?(一同「いい質問!」)
- 言いやすいのは大だと言う遠山さん。
- あからさまに動揺する五明。→五明「(言いやすいのは)100%俺に来ると思ってたんで……」
- 福田:前に遠山さんに「もし相方二人のうち片方を切るとしたらどっちですか?」と質問したら、五明さんだと言っていましたが?
- それはライブでの出来事(?)で、答えないのも芸人としてダメなので消去法で決めた。
- 新幹線で移動するとき、会社は芸人同士が隣り合わないように縦に席を取る。遠山「でも大は、平気で僕の隣に座ってくるんですよ。そういう、変にかわいらしいところがある」家城「Dのところに」遠山「E(の席)に座ってる、Dのところに」
- 遠山「(五明とは)いい意味で大人の関係っていうか」真栄田「お歳暮とか贈るんですか?」遠山「お前は内間にお歳暮を贈るのか??」
- 五明「だから、(遠山さんにとって二人は)友達(大)と相方(自分)みたいなことでしょ?」
- 大も、「切る」とすれば五明。ずっと二人でやっていくなら遠山。自分と遠山は、二人とも雑。大「ネタ作ってても、『これでいいかぁ』って」→家城「だから、二人は似てるんだよね」
- 対する五明はものすごく真面目。芸人という仕事をどうしても遊びとして考えている部分のある自分とでは、ずっとはやっていけない。
- 嬉しそうだと記者たちに指摘される遠山。→遠山「こんなこと初めて言われたから……」
- しかし、前に大が「また二対一かよー!!」と叫んで走って行ったのを目撃した福田。
- 五明は「切る」としたらどっちなのか。→五明「ピンっていうのはないんですよね?」→この状況で、一番優しい答え。
- 同じくトリオである向井はどうなのか?→向井「(即答で)僕は、(選ぶなら)菅さんです。すいません」家城「分かりやすい。ロバートの博に聞いても、『秋山』って言うでしょうね。そういう分かりやすいところはいいけどね」→真栄田「尾形はスリムクラブに入って貰えば」家城「三人全員なに言ってんのか分かんなくなる」
- 菊地は、二人になるとすれば、自分が抜けてポンコツ・ボンクラが二人でやっていくのが一番いいと思う。そういうパターンもある。
- 福田:昨日のルミネのオールナイトで、笑いをとっている大さんを後ろから見ていた遠山さんが「やっぱ天才だな。あとちょっとだな」と呟いていましたが、その「あとちょっと」はどういう意味だったんですか?「あとちょっと、五明が良ければ……」という意味ですか?
- ニブゴ大川のいつものウソ告知に対する大の発言「あんたのしょうもない告知の時間集めたら、俺ログハウス建てれたよ」を聞いて、確かに「面白いな、天才だな」みたいなことは言ったかもしれない。でも、「あとちょっとだな」は本当に言った覚えが全くない、と遠山。
- 五明は大に対してどうか?→五明「俺もそうです。こいつ(大)はすごいです」→驚く一同。家城「グランジってそういうバランスなんだ」
- 房野「あいつ(大)、褒められたら喋らないぞ」
- 真栄田:前に神保町で大さんが「五明には大型犬のようなかわいさがある」と言っていました。(報告)
- 五明をバーニーズマウンテンドッグ(超大型犬)だと思って接している大。→五明「確かに、出番前とかに袖で頭なでてきたりするんですよ。気持ち悪いなと思ってたんですけど……」
- 家城「だから、夫婦(遠山・大)と犬(五明)みたいなことなんじゃない?」五明「天才に犬と思われるのは、最悪です」家城「ただ、犬飼ってる夫婦は離婚率 超低いから」→やや笑みがこぼれる五明。
- 真栄田「わんダフル!」松尾「こいつ(真栄田)、発言した数だけ爆笑とってるよ。すごいなー」家城「中須と大違いですね」
- 嫁が実家に帰っている中須は、精神的には絶好調。家城と一緒に合コンも行く予定。今日は、何らかのぶっ込みに対して「やめとけ!!」と言うキャラ。
- 家城「ネタはどうなの?例えば単独で7、8本ネタ作んなきゃなんないってなったら」→3本遠山・3本五明が書いて、あと2本は三人でゼロから作る。
- 家城「大が一から作ってくるっていうのはないんですね」遠山「僕、7年間 大の字見たことないですから」大「だから、僕もう文字書けなくなって、口に筆はさんで書いてますからね」→いつもの調子が出て来た。
- 家城「じゃあもう本当に、33%・33%・33%なんだね。最後の1%は?」遠山「それは、(作家の)山田さんです」
- ネタを書かない代わりに大は80点のネタを150点にしたりする、と遠山。
- SOLの現場で「グランジは結局 大だな」と遠山が呟いていた、と家城。福田「それよく言ってますね」
- グランジは、大の調子で左右される。遠山「(大が調子悪いときというのは)体調悪いとき、酒飲んでるとき、金ないとき……」家城「いつもじゃないですか!?金あって酒飲んでないときないですよ」
- 家城「ネタも大、平場でも大。じゃあ二人は何なんですか?しかもボケでしょ?本来、切り込み隊長として行かなきゃいけない」
- 遠山・五明はもともと前に出る性格じゃない。自分が前に出て笑いをとれるならそれでいい。ただフォローはして欲しい、と大。
- 菊地:アイドル専門誌Up to Boyですが、お休みの日は何をされているんですか?
- 袖でオコチャの出したカンペ「軽い話題」を見て実行した。家城は、MCにもかかわらず、それを見た後、ゆっくりと首を横に振っていてた。
- 遠山:音楽を聴きながら散歩
- 大:人と集まって酒をのむ
- 五明:録り溜めたテレビを見る、近所のスーパー銭湯に行く
- グランジ全員、暗い。
- 中須:今年上半期の重大事件は何ですか?(房野「全部(グランジ側に)投げてるなー」)
- 大の水疱瘡。
- 遠山・福田がお金を貸してくれたり、吉田さんが水やゼリーをくれて有難かったという大。五明もメールをくれた。
- 福田「確かに僕もお金貸したんですけど、それはみんな今知ったじゃないですか。自分で言うことでもないから今まで言ってなかったし。でも遠山さんがお金貸したのはみんな知ってるっていうのは、遠山さんが、自分から言ってるんですよ」→遠山「そういう性格なんすわ!!」家城「なんで大阪弁?」
- 遠山「(お金を貸したのは)純粋に大に水を飲んで欲しいっていう、そういう思いだけじゃなかったかもしれません」房野「『水を飲んで欲しい』って……(笑)。いつの時代だよ」
- 大「パチンコ勝ったから、こんな(遠山が貸してくれた)五千円いらねーんだけどな」
- 家城も、ラジオを一緒にやることが決まった途端、これまで一回もして来なかったのに急にカリカの結成記念日をお祝いするメールを送って来られた。遠山はそういういやらしいところがある。
- 房野:今年、これからの目標は何ですか?
- 大「だからほんと、今年キングオブコント優勝しなかったら地元帰っておっパブのボーイやりますよ」家城「大丈夫?『決勝行けなかったら』とかにしといたほうがいいんじゃない?」大「……じゃあ、『準決勝でウケなかったら』で」→自分に甘い。
- 大「この歳で地元に帰って、おっパブのボーイになって、年下の奴に『何やってんだよ!!』って怒られるしかない」
- 吉田「大のブログとか好きでよく見るんですけど、M-1・KOC・R-1、ぜんぶ家で決勝見てるのか分かんないですけど、毎年決勝の後すぐに『感動した、来年は俺達の番だ』って書いてるんですよ。でも毎回その3日後には『死にたい』って……」家城「なんでそんな切り替えが早いんですか。毎日そういうコンテストがあれば大は生きていけるんですね」
- 元旦にその年の一年の感じが分かるという大。今年は、「細かすぎて〜」で優勝した年と同じ感じがした。
- 家城「遠山も『昔スポーツで優勝(?)したときと同じ感じがする』って言ってたもんね」
- 五明「僕は、すいません、特に思わないです」?「一人だけ冷静」?「でも、そういう奴が一人いていいよ」吉田「でも、一緒に野球やってるんですけど、五明も最近守備がうまくなりましたよ」
- 松尾「俺も今年いい感じだなって思った年あったけど、結局年末にすごく嫌なことあったから……」→緊張してはいけない。緊張している相方の緊張をもらってもいけない。お守りを何個も身につけてもいけない。
- 家城「何ならこのライブも、KOCに向けて1ミリくらい乗るきっかけになったんじゃないんですか?」